リニア契約は、ポジション数量が固定なら原資産の価格変動に比例して損益が変わる契約です。暗号資産市場ではステーブルコインで表示・決済する商品が多くあります。「リニア」は損益計算を表し、特定の担保方針や決済資産の安定を保証しません。
価格差を直接計算する
単純なロングの粗損益は、原資産換算数量に終了価格と開始価格の差を掛けます。ショートは価格差の向きを逆にします。契約乗数は数量に織り込むか、別途一度だけ正しく適用します。
仮に三単位のロングを一単位 100 USDT で建て、108 USDT で閉じると、粗利益は 3 × (108 − 100) = 24 USDT です。売買手数料と資金調達料は含みません。同じ数量のショートは 24 USDT 失います。
単純な計算でも残るリスク
レバレッジは必要証拠金と、それを分母にした収益率に影響しますが、数量確定後に利益をもう一度倍増するものではありません。ただし余力が小さいほど、逆行時に清算されやすくなります。
リニア型には無期限と期限付きがあり、資金調達料や満期義務が異なります。ステーブルコイン決済でも別担保を認める口座があります。線形の価格エクスポージャーに加え、決済資産のリスク、担保変動、執行費用も重要です。