デリバティブ取引における契約は、原資産、指数などの参照対象に結び付いた金融上の権利と義務を定める合意です。契約を取引すると契約上のエクスポージャーが生じますが、参照資産の所有権が移るとは限りません。
仕様が商品を定める
契約条件は、参照対象、サイズや乗数、価格の表示方法、決済通貨、決済手続きを定めます。満期の有無や、証拠金などの履行義務の仕組みも規定します。
契約の種類によって権利の配分は異なります。先物ポジションには契約上の決済義務があります。一方、オプションは買い手に所定の権利を与え、行使された場合は売り手に対応する義務を課します。無期限契約は、ルールに従って予定された満期なしに継続できます。
一契約が一枚のコインとは限らない
取引画面の「契約」は、ポジションサイズの単位を意味することもあります。一単位が資産の一部や一定額の建値通貨価値を表す場合があります。乗数を確認せず契約数を比べると、エクスポージャーを誤認しかねません。
金融契約は、実行可能なブロックチェーンコードであるスマートコントラクトとも異なります。デリバティブがスマートコントラクト基盤を使う場合でも、経済的な支払構造は商品の具体的条件で決まります。