EIP-1559は、プロトコルで調整する基本手数料と別個の優先手数料を中心に、実行トランザクションの手数料市場を再設計したEthereumの実施済み提案です。手数料の決め方とブロック容量の柔軟性を変えたもので、プルーフ・オブ・ステークへの移行ではありません。
基本手数料と容量の柔軟性
プロトコルは直前のブロックのガス使用量と目標値を比べ、次のブロックの基本手数料を調整します。ブロックは許容上限の範囲で、一時的に目標を上回るガスを使えます。基本手数料部分はバーンされ、実効優先手数料はブロック生成者への報酬になります。
手数料上限の読み方
EIP-1559トランザクションは、ガス当たりの総手数料上限と優先手数料上限を指定します。総上限が基本手数料を賄える場合、実効優先手数料は、優先上限と「総上限から基本手数料を引いた値」の小さい方です。
仮に基本手数料30 gwei、優先上限2 gwei、総上限40 gweiなら、実効価格はガス当たり32 gweiで、40 gweiではありません。実行手数料はその価格と実際のガス使用量から決まります。
保証されないこと
調整が予測しやすくなっても、混雑時の低料金や即時の取り込みは保証されません。ETHの純供給は発行とバーンの両方に依存するため、供給の継続的な減少も保証されません。Blobガスなど別の資源市場には、それぞれの手数料規則が適用されます。