イーサリアム改善提案(EIP)

更新日時 2026年9月24日

一言でいうと

EIP は、イーサリアムに関係する技術標準、プロセス、情報の提案を記録するイーサリアム改善提案です。

EIP は Ethereum Improvement Proposal(イーサリアム改善提案)の略で、イーサリアムに関する変更や情報を記述し、議論するための設計文書です。通常、動機、技術仕様、設計の根拠、関連する互換性やセキュリティ上の考慮事項を記載します。EIP 番号は文書の識別子であり、それだけで機能の採用や利用可能性を意味しません。

提案の種類

Standards Track の提案は、コアプロトコルのルール、ネットワーキング、インターフェース、アプリケーション標準などを対象とします。ERC はアプリケーション標準の区分で、トークンのインターフェースも含みます。Meta はプロセスに関する提案、Informational は必ずしもコミュニティの合意を示さない指針や背景情報です。

例えば EIP-1559 は、プロトコルが決めるベースフィーなど、イーサリアムの実行トランザクション手数料市場の変更を規定しました。

提案から実装へ

文書は Draft、Review、Last Call、Final へと進む場合があり、Stagnant や Withdrawn になることもあります。編集者は文書の品質や手続き上の要件を確認します。番号の付与は、イーサリアムの変更を一方的に決定することではありません。

コアプロトコルの変更には実装、テスト、ネットワークのアップグレードに向けた調整が必要です。提案の公開だけでノードソフトウェアは更新されません。「Final」は標準化手続き上の状態を示し、すべての実装の安全性を認証するものではありません。

機能が適用されるかを理解するには、提案の状態に加えて、対象ネットワークの実装と有効化の履歴を確認します。