清算価格は、所定の前提のもとでポジションが適用される証拠金基準に達すると見込まれる価格水準です。一部の分離証拠金制度では直接の発動条件ですが、口座全体で判定する制度の表示値は、そのポジションが総リスクへ与える影響の推定にすぎない場合があります。
水準を決める要素
建値、サイズ、レバレッジ、割当担保、維持要件、予想決済手数料などが入力になります。資金調達料、証拠金追加、担保価値の変化で水準が動くことがあります。クロスマージンの推定値は他ポジションや出金でも変化します。
観測する価格は直近約定ではなくマーク価格であることが多いため、約定価格だけのチャートでは水準に届いていないように見えても、リスク基準に達する場合があります。
三つの価格の役割
清算価格は必ずしも約定価格ではありません。また、特定の計算で純資産ゼロとなる境界を表す破産価格とも異なります。
「1をレバレッジで割る」だけの価格距離の目安は、維持証拠金などを無視しています。商品の実際の計算に代えるべきではありません。急変や価格の飛びがある市場では、ストップ注文や表示推定値は強制決済より前の退出を保証しません。