プロトダンクシャーディング

更新日時 2026年9月24日

一言でいうと

プロトダンクシャーディングは、EIP-4844で定義され、ロールアップのデータ公開用にblob付き取引を導入したEthereumのアップグレードです。

プロトダンクシャーディングは、EIP-4844で定義され、ロールアップのデータ公開用にblob付き取引を導入したEthereumのアップグレードです。2024年3月のDencunで稼働し、広範なデータ拡張への初期段階となりました。

Blobが変える仕組み

ロールアップはバッチデータをすべて通常取引のcalldataに入れる代わりに、blobとして公開できます。EVMはblob内容を直接読めませんが、参照にアクセスし、関連する暗号学的証明を検証できます。大量データの可用性を通常のコントラクト実行から分離する仕組みです。

公開時には取引実行費用に加えてblobガス料金が発生します。追加のデータ容量は公開費用を下げ得ますが、利用者の料金は需要やロールアップの処理・価格設定次第です。すべてのEthereum取引が無料になるわけでも、新たな手数料支払トークンが生まれるわけでもありません。

一時的な可用性と別の検証

プロトコルは一定期間のblob可用性を求めます。永久保存とは異なり、運営者などがより長く複製を保存することもできます。保存義務の終了は全複製の消去や取引の取消しを意味しません。

コミットメントは公開データとの一致確認を助けますが、ロールアップの実行の正しさは証明しません。その判断には別途証明・異議機構が必要です。FusakaのPeerDASなどはblob処理を拡張するもので、EIP-4844だけで完全なダンクシャーディングにはなりません。