ダンクシャーディングは、blobデータの分散処理とサンプリングによってロールアップ向けデータ可用性を拡張するEthereumの技術方針です。通常のEthereum取引用に独立した実行チェーンを多数作るのではなく、ロールアップが検証用データを公開する容量を増やします。
サンプリングの役割
全ノードが追加データをすべて取得すると、帯域や機器の要求が高まります。可用性サンプリングでは選んだ断片を検査し、消失訂正符号による冗長性を使って元のデータを復元可能にします。暗号学的コミットメントは、受信断片が公開データと対応することの確認に使います。
データが取得できることと、実行が正しいことは別です。可用性を確認しても、ロールアップの状態計算の正しさは証明されず、別途その検証機構が必要です。
導入済みの段階と今後
2024年3月のDencunでEIP-4844のblob取引、2025年12月のFusakaでPeerDASが導入され、分散と検査の方法が拡張されました。2026年9月時点で、完全なダンクシャーディングは引き続きロードマップ上の課題であり、これらの段階だけで完成したとはいえません。
容量拡大はデータ公開費用を下げ得ますが、利用者の料金は需要、実行、各ロールアップの価格設定にも左右されます。Blobの可用性は永久保存ではなく、拡張計画は一定の処理速度や料金を保証しません。