スリッページ許容度は、提示された見積もりから不利な方向へどこまで変動した約定を認めるかの上限です。トークン交換では、最低受取量や最大支払量として設定されることが一般的です。
上限の働き方
投入量固定の交換で、100トークンの受取りが見積もられたとします。アプリが許容度1%を見積受取量からの減少率として計算するなら、最低受取量は99です。交換手数料は見積もりに含み、ネットワーク手数料と丸めは除外する仮定です。受取量が99未満になる場合、最低量の検査が正しく実装されていれば交換は取り消されます。
これは手数料ではなく、許容幅の全額を必ず失う意味でもありません。特に受取量固定の取引では、アプリごとに計算や表示が異なり得ます。
許容幅のトレードオフ
狭い上限は不利な約定を抑えますが、価格変動時の失敗を増やします。広い上限は悪い条件を許し、サンドイッチ攻撃への露出も増やし得ます。オンチェーン処理が取り消されてもネットワーク手数料は発生する場合があります。
価格影響は取引自体による市場価格の変化で、見積もりに織り込まれていることがあります。許容度を上げても価格影響はなくならず、流動性の増加や約定も保証されません。