InterPlanetary File System(IPFS)は、コンテンツアドレス方式のデータを共有するプロトコル群です。ファイルなどのオブジェクトは、暗号学的ハッシュと形式情報を含む CID という識別子で表されます。IPFS 自体はブロックチェーンではなく、保存したファイルがすべてのブロックチェーンノードに記録されるわけでもありません。
ホストではなく内容を識別する
CID は保存サーバーではなく、特定のエンコード済みデータを識別します。利用可能なピアがデータを提供し、クライアントは識別子に照らして取得したブロックを検証できます。同じファイルでも分割やエンコードの設定が違えば CID が変わる場合があり、単純なファイルハッシュとは異なります。
ウェブアプリは IPFS コンテンツを直接参照したり、ゲートウェイを介して通常のウェブ形式で取得したりできます。NFT プロジェクトはメタデータやメディアに利用することがあります。
可用性とプライバシーは別途必要
CID があっても、取得可能なコピーが常に存在する保証はありません。ピン留めは通常のガベージコレクションで削除されないようノードに保持を指示しますが、運営者や保存サービスがコピーを提供し続ける必要があります。
IPFS は通信を暗号化しますが、保存内容は標準で暗号化しません。公開ファイルやネットワークのメタデータは情報を露出させる可能性があります。内容の検証は、機密性、匿名性、永久保存を意味しません。