定義
中央集権型取引所(CEX)は、特定の組織が売買や利用者残高を管理する取引の場です。運営者のシステムと資産管理に依存する点が特徴です。ブロックチェーン上の資産を扱っていても、すべての売買がブロックチェーンに記録されるわけではありません。
仕組み
対応する入金が反映されると、取引所は内部台帳に残高を記録します。マッチングエンジンは条件が合う注文を約定させ、売り手と買い手の残高を更新します。約定ごとに個別のオンチェーントランザクションを送る必要はありません。出金は外部への資産移転を依頼する操作で、確認処理やネットワーク承認が必要な場合があります。
例えば USDT で ETH を購入すると両方の残高が変わりますが、利用者は通常、資産を保管する取引所ウォレットの秘密鍵を受け取りません。本人確認、対応市場、手数料、出金条件はサービスと法域で異なります。
注意点
注文管理や口座復旧は簡便になり得ますが、資金へのアクセスは運営者の安全性、支払能力、処理体制に左右されます。口座残高は自己管理とは異なります。準備資産の開示だけでは全負債や運営リスクを確認できません。強固な認証でもプラットフォーム全体のリスクは解消できません。